2007年12月31日月曜日

モンサンミシェルとその湾

世界遺産と言えば必ず出てくるのがフランスにあるこの遺産である。


モン・サン=ミシェル(Mont Saint-Michel)とはフランス西海岸、サン・マロ湾上に浮かぶ小島に築かれた修道院である。カトリックの巡礼地のひとつであり「西洋の驚異」と称されている。



ノルマンディー地方南部・ブルターニュとの境に近いサン・マロ湾はヨーロッパでも潮の干満の差が最も激しい所として知られる。


潮の満ち引きの差は15メートル以上ある。


このため、湾の南東部に位置する修道院が築かれた岩でできた小島はかつては満ち潮の時には海に浮かび、引き潮の時には自然に現れる陸橋で陸と繋がっていた。


島の入口には潮の干満時刻を示した表示があり、満潮時には浜に降りないようにと記されている。


最も大きい潮が押し寄せるのは満月と新月の28-36時間後といわれており、引き潮により沖合い18kmまで引いた潮が、猛烈な速度で押し寄せる。


このためかつては多くの巡礼者が潮に飲まれて命を落としたといい、「モン・サン=ミシェルに行くなら、遺書を置いて行け」という言い伝えがあった。


1877年に対岸との間に地続きの道路が作られ、潮の干満に関係なく島へと渡れるようになった。


しかし、これによって潮流をせき止めることとなり、100年間で2mもの砂が堆積してしまった。


急速な陸地化が島の周囲で進行しており、島の間際まで潮がくることは滅多になくなりつつある。


かつての姿を取り戻すべく2009年には地続きの道路が取り壊され、2010年には代替となる新たな橋がかけられることが計画されている。

2007年12月25日火曜日

ジャイアンツ・コーズウェー

ジャイアンツ・コーズウェーは、イギリス・北アイルランドにある、火山活動で生まれた4万もの石柱群が連なる地域。

アントリム州ブッシュミルズの北2kmに位置する海岸線にある。

1986年にユネスコの世界遺産に登録され、翌年には北アイルランド環境省 (the Department of the Environment for Northern Ireland) によって自然保護区に指定された。

2005年には『ラジオ・タイムズ』誌 (Radio Times) の読者投票で、「イギリスの最も偉大な自然の驚異」ランキング第四位に選ばれている。

ジャイアンツ・コーズウェーは、ナショナル・トラストによって管理されている。

ジャイアンツ・コーズウェー(「巨人の石道」)の名は、アイルランドの伝説の巨人フィン・マックールに因む。

伝説では、彼がスコットランドの巨人ベナンドナーと戦いに行くためにコーズウェーを作ったとされる。

フィン・マックールはスコットランドへ辿り着く前に眠くなってしまった。

フィンがいつまで経っても来ないので、ベナンドナーは彼を探すために橋を架けた。ベナンドナーがフィンよりも大きいことを見て取ったフィンの妻ウナは、フィンに毛布を掛けて、フィンが子どもであるかのように見せかけた(異伝では、ベナンドナーの大きさを見て逃げ出したフィンは、赤ん坊のふりをさせてくれと妻に頼んだ)。

ベナンドナーは、「赤子」の大きさを見て、父のはずのフィンはもっと大きいのだろうと推測した。

そして、恐れをなして、コーズウェーを蹴散らしつつ逃げ出したという。

異伝では、妻ウナが岩に彩色してステーキに見せかけたものをベナンドナーに出し、「赤子」のフィンには普通のステーキを出したところ、「岩のように硬い」はずのステーキを「赤子」が易々と食べるのを見て恐怖したベナンドナーが逃げ出した、というものもある。

出展:Wikipedia

2007年12月22日土曜日

世界遺産登録基準 (3)

<複合遺産>

 自然遺産と文化遺産を兼ね備えるものを複合遺産として登録することができる。

 自然遺産と文化遺産の登録基準。

<負の世界遺産>

戦争や人種差別など人類の犯した罪を証明するような物件も世界遺産に登録されている。明確な定義付けがされているわけではないが、これらは別名負の世界遺産と呼ばれている。アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所、原爆ドーム、トリニタード、奴隷貿易の拠点であったゴレ島、マンデラ大統領が幽閉された島ロベン島などである。また、タリバン政権によって破壊されたバーミヤン遺跡も負の遺産と見なされている。

参考資料:Wikipedia

2007年12月21日金曜日

世界遺産登録基準 (2)

<自然遺産>

登録基準は以下の通りである。

(1) ひときわすぐれた自然美及び美的な重要性をもつ最高の自然現象または地域を含むもの。
(2)地球の歴史上の主要な段階を示す顕著な見本であるもの。これには生物の記録、地形の発達における重要な地学的進行過程、重要な地形的特性、自然地理的特性などが含まれる。
(3)陸上、淡水、沿岸および海洋生態系と動植物群集の進化と発達において進行しつつある重要な生態学的、生物学的プロセスを示す顕著な見本であるもの。
(4)生物多様性の本来的保全にとって、もっとも重要かつ意義深い自然生息地を含んでいるもの。これには科学上または保全上の観点から、すぐれて普遍的価値を持つ絶滅の恐れのある種の生息地などが含まれる。

参考資料:Wikipedia

世界遺産登録基準 (1)

<文化遺産>

登録基準は以下の通りである。

(1) 人類の創造的才能を表現する傑作。
(2) ある期間を通じてまたはある文化圏において建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
(3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。
(4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
(5) 特に不可逆的な変化の中で存続が危ぶまれている、ある文化(または複数の文化)を代表する伝統的集落または土地利用の際立った例。
(6) 顕著で普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰または芸術的、文学的作品と、直接にまたは明白に関連するもの(この基準は他の基準と組み合わせて用いるのが望ましいと世界遺産委員会は考えている)。

参考資料:Wikipedia

2007年12月20日木曜日

2007年に登録された世界遺産

2007年に新たに以下22の世界遺産が登録された。
これにより、2007年末時点での世界遺産登録数は851となった。

日本の「石見銀山遺跡とその文化的景観」も登録されました。


ゴブスタン・ロック・アートの文化的景観:Gobustan Rock Art Cultural Landscape
(アゼルバイジャン:文化遺産)

古代都市サマラ:Samarra Archaeological City
(イラク:文化遺産)

レッド・フォート建造物群:The Red Fort Complex
(インド:文化遺産)

済州(ジェジュ)火山島と溶岩窟:Jeju Volcanic Island and Lava Tubes
(韓国:自然遺産)

中国南方カルスト:South China Karst
(中国:自然遺産)

開平(カイピン)の望楼(デャオロウ)と集落:Kaiping Daiaolou and Villages
(中国:文化遺産)

ニサのパルティア要塞都市:The Parthian Fortresses of Nisa
(トルクメニスタン:文化遺産)

石見銀山遺跡とその文化的景観:Iwami Ginzan Silver Mine and its Cultural Landscape
(日本:文化遺産)

シドニーのオペラ・ハウス:Sydney Opera House
(オーストラリア:文化遺産)

カルパチアのブナ原生林:Primeval Beech Forests of the Carpathians
(ウクライナ/スロバキア:自然遺産)

コルフ旧市街:The Old Town of Corfu(ギリシャ:文化遺産)

ラボー、湖とアルプスを望むブドウ園段丘:Lavaux, Vineyard Terraces overlooking the Lake and the Alps
(スイス:文化遺産)

テイデ国立公園:Teide National Park
(スペイン:自然遺産)

ガムジグラーダ-ロムリアーナ、ガレリウス宮殿:Gamzigrad-Romuliana, Palace of Galerius
(セルビア:文化遺産)

ボルドー、月の港:Bordeaux, Port of the Moon
(フランス:文化遺産)

ヴィシェグラードのソコルル・メフメット・パシャ橋:Mehmed Pasa Sokolovic Bridge in Visegrad(ボスニア・ヘルツェゴビナ:文化遺産)

リドー運河:The Rideau Canal
(カナダ:文化遺産)

メキシコ国立自治大学の中央大学都市キャンパス:Central University City Campus of the Universidad Nacional Autonoma de Mexico
(メキシコ:文化遺産)

ロペ-オカンダの生態系と残存文化的景観:Ecosystem and Relict Cultural Landscape of Lope-Okanda
(ガボン:複合遺産)

トワイフェルフォンテイン:Twyfelfontein
(ナミビア:文化遺産)

アツィナナナの熱帯雨林:Rainforests of the Atsinanana
(マダガスカル:自然遺産)

リヒターズベルドの文化と植物の景観:The Richtersveld Cultural and Botanical Landscape
(南アフリカ:文化遺産)

世界遺産とは

世界遺産(せかいいさん)とは、1972年のユネスコ総会で採択された「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」(世界遺産条約)に基づいて、世界遺産リストに登録された遺跡や景観そして自然など、人類が共有すべき普遍的な価値をもつものを指す。

<分類>
文化遺産
すぐれた普遍的価値をもつ建築物や遺跡など。
自然遺産
すぐれた価値をもつ地形や生物、景観などをもつ地域。
複合遺産
文化と自然の両方を兼ね備えるもの。
危機にさらされている世界遺産(危機遺産)
後世に残すことが難しくなっているもの。

出展:wikipedia